今週読んだ本
- 作者: 田島昭宇,大塚英志
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 1999/07
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- 作者: 田島昭宇,大塚英志
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- 作者: 木村龍治
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2003/06/21
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経済学的思考のセンス―お金がない人を助けるには (中公新書)
- 作者: 大竹文雄
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2005/12
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日本企業のように昇進の可能性をもった従業員が多い場合には、昇進候補者の能力格差も大きいと考えられる。その場合には、上位のポストの間の賃金格差を小さくする方が、昇進競争参加者の努力を引き出すことができる。一方、アメリカの企業のように、最初から同質的な競争参加者を絞って昇進競争させる場合には、上位の職の間の賃金格差を大きくする方がいいということに対応するかもしれない。
日本では、実際には職得格差がそれほど拡大していないにもかかわらず、所得格差の拡大について大きな関心がもたれている。また、「所得格差の拡大は問題だ」と考える人は、所得や資産が低い人々に多い。これは、ヨーロッパの人々の不平等に対する考え方に近い。つまり、所得階層間の移動可能性が低い社会になっていることを反映しているのではないだろうか。