パナソニック、家庭内電力線をネットワーク化するPLCアダプタ

LCとは、Power Line Communicationsの略で、電力線を利用して高速データ通信を実現する技術。同社が発表した製品は、日本の法制度やブロードバンドの普及状況から屋内でのネットワークの構築を目的としているが、ブロードバンドモデム/ルータと接続することでインターネットも利用できる。将来的にはPLCモジュールをネットワーク機器や家電などに搭載し、AV機器などとの家庭内ネットーワークの構築やリモートでのコントロールが可能になると期待されている。

 スタートパックはマスターアダプタとターミナルアダプタで構成されており、それぞれを別の電源コンセントにつなぐことで、家庭内に配線された電力線で理論値192Mbpsのデータ通信を可能にする。実効速度はUDPで最大80Mbps、TCPで最大55Mbps。PCとアダプタ、ブロードバンドモデムとアダプタとはEthernetで接続する。