本

ザ・サーチ グーグルが世界を変えた

セマンティック・ウェブのためのRDF/OWL入門

千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)

赤を見る―感覚の進化と意識の存在理由

多重人格探偵サイコ (8) (角川コミックス・エース)

多重人格探偵サイコ (9) (角川コミックス・エース)

20世紀少年―本格科学冒険漫画 (22) (ビッグコミックス)

少し持ち直してきた感じ｡

シグルイ 3 (チャンピオンREDコミックス)

シグルイ 4 (チャンピオンREDコミックス)

LinuxサーバHacks―プロが使うテクニック&ツール100選

別途メモする｡

すぐに稼げる文章術 (幻冬舎新書)

また､｢〜で｣や｢〜が｣という言い方は極力文章からはじいた方が確実にリズムが良くなります｡とくに､｢〜で｣は絶対に使わないと決めた方がよい｡

Binary Hacks ―ハッカー秘伝のテクニック100選

知らないことがいっぱい｡もう一度読む｡

残酷な子供 グロテスクな大人

ただし､もしもイノセントが汚れのないといった意味での真っ白であると仮定するなら､彼の白さは､地下の真っ暗な洞穴に穿たれた池で世代を重ねてきたためにすっかり色素を失ってしまった水棲動物の白さにこそ､より近いものであると言えるだろう｡

彼らは孤独を愛すると同時に孤独でいることを苦しみ､世間を蔑み小馬鹿にすると同時に賞賛されたり認められたりすることを切望する｡俗物どもを憎むくせに驚くばかりに凡庸な賞賛を期待し､謙遜しつつも呆れるばかりに傲慢である｡自己を過小評価するような姿勢を見せつつも､常に自分は能力に相応しい認知をされていないと不満を抱いている｡生き方の不器用をある種の選民意識として歓迎しているくせに､なんらかの形で世間へ復讐をする｢権利｣を持ち合わせていると考えている｡ミもフタもない高潔な理想主義を掲げる割りには､結構いじましい生き方をしていたりする｡彼らは常に矛盾したものを内に宿し､自らを定位させることができない｡というよりも､そうした不安定さ､捉え難さを以てアイデンティティーとしている様子が垣間見える｡
彼らには誇らしげな様子と自己嫌悪とがブレンドされており､言動はしばしば極端に走りがちである｡そこが時として魅力的に映る(その反対に､類似した心性の持ち主からは激しい憎悪を受ける)｡しかもそのことを彼らはちゃんと自覚している｡彼らの内面の矛盾がもたらす違和感や不自然さを､未だ発揮されていない才能だとかピュアで傷つきやすいまま温存されてきた｢内なる子供｣､イノセントで損得勘定や汚れを知らぬ魂といった要素によってもたらされた｢孤高なる存在｣として理解されたがっている｡あるいは､そのことによって､自分たちは特別扱いされるべきだと密かに思っている｡

牛乳パックの子供の写真とか､ポプラスズメの話など､印象に残る話が多い｡